そもそも時間がなくてなかなか本読めないよ。。
簡単に解説してくれる記事はないかなぁー。
こういったお悩みにお答えします。
本記事の内容
- ギバー、マッチャー、テイカーとは?
- 「ギバー」だけは2種類存在する(それぞれの特徴も解説する)
- 『GIVE&TAKE』の本質は“たった一つだけ”です
- もっとも成功するギバーになるためにやること(誰にでも実践できる)
本記事を読むことで、『GIVE&TAKE』の“本質”を理解するとともに、“もっとも成功するギバー”になるために必要な行動がわかるようになります。
本記事の信頼性
この記事を書くぼくは、ビジネス書を中心に年間50冊くらい本を読んでいます。
ちなみに“ただ読むだけ”ではなく、著書に書かれた“本質”を理解するために、読んだ本の重要なエッセンスをノートに書き出しています。

なので「本の要約」と「本質理解」については自信をもっています。
本記事を執筆するにあたり、ある程度の信頼性は確保できていると思います。
(※本記事を執筆するにあたり使用したメモは、記事下で紹介しますので、興味ある方はどうぞ。字が汚くて読めなかったらすいません…)
Contents
『GIVE&TAKE』本の要約①:人間には3つのタイプが存在する

ギブ・アンド・テイクで紹介される3つのタイプは下記のとおりです。
- タイプその①:ギバー=与える人
- タイプその②:テイカー=受けとる人
- タイプその③:マッチャー=バランスをとる人
ざっくりと分けましたが、これだけだとよくわからないと思います。
上記のタイプを詳しく解説していきます。
と、その前にあなたに一つ質問です。
質問:3つのタイプでもっとも成功するのはどのタイプだと思いますか?
正解は、ギバーです。
しかし、“もっとも成功から遠いタイプ”もギバーなのです。
イメージとしてはこんな感じ。
成功するギバー→マッチャー・テイカー→成功しないギバー
ギブ・アンド・テイクでは、成功するギバーと成功しないギバーの違いについて解説されています。
まずはそれぞれのタイプの特徴をみていきましょう。
タイプその①:ギバー(与える人)
ギバーとは、受けとるより多くを与えるタイプの人です。
例えば、本書で紹介されるギバーの特徴は下記のとおり。
- 「ゆるいつながり」という人脈づくり
→ゆるいコミュニケーション。〜と思う。かもしれない。などの表現を多用する傾向。 - 利益の「パイ」を大きく増やす働き方
→ゼロサムではなく、パイそのものを大きくする。 - 可能性を掘り出し、精鋭たちを育てる
→全ての人のなかに可能性を見出そうとする。 - 「強いリーダーシップ」より「影響力」
→リーダーシップより影響力をもつ特徴がある。
「うーん。なんかよくわからないなぁ。」という人もご安心ください。
上記の部分についてはざっくりとした理解で大丈夫です。
ここではとりあえずギバーの特徴を理解しておいてください。
タイプその②:テイカー(受けとる人)
テイカーは、他人に与えるより多くを受けとろうとする人です。
やわらかく表現していますが、ようするに人から奪うことばかり考えている人のこと。
先の質問で、もっとも成功から遠いのもギバーであると書きました。
ギバーが成功から遠くなる原因の一つがこの“テイカー”に食い物にされてしまうことにあります。
テイカーとの付き合い方が、成功するギバーとの別れ道ともなるので覚えておいてください。
ギブ・アンド・テイクではテイカーの見分け方を紹介しています。
テイカーの見分け方その①:一人称を使うことが多い
テイカーは「私たち」より「私」を使うことが多いようです。
なぜなら自己中心的で、自分の利益を最優先に考えているから。
例えば、あなたの職場にもこういった人はいないでしょうか?
「私がやってあげた」「私はそんなの知らない」
自分の手柄は主張し、何かミスがあると他責にしようとするタイプ。
一人称が多い人は要注意です。
テイカーの見分け方その②:給料が大幅に違う
本書では、経営者を例に書かれていました。
ようするに役員の報酬が、他の役員よりズバ抜けて高かったりすると、その経営者はテイカーである可能性が高いということです。
また、会社役員に限らず、営業マンでも一時的にはテイカーの給料がギバーよりも多いと本書では紹介されています。
正直これだけだと見極めるのは難しいかもしれませんが、テイカーを見分ける基準の一つとして覚えておきましょう。
テイカーの見分け方その③:Facebookのプロフィールから判断する
Facebookのプロフィールからテイカーを見分ける方法は下記のとおりです。
- 実物以上によく見える写真
- 投稿している情報が押しつけがましく、自己中心的でもったいぶっている
- 使っている引用が傲慢である
- Facebookの友達がやたら多い
正直、一番身近でわかりやすい見分け方ですよね。
いますよね。こういう人。
「あんまり関わりたくないなー」と思わせるプロフェッショナル。
わざわざ探さなくても視界に入ってくる押しつけがましさ。
言わずもがなですね。
タイプその③:マッチャー(バランスをとる人)
マッチャーとは、自分が受けとった分相手に与えるタイプのことです。
その逆もしかり、与えられた分相手に返すこと。
例えば、テイカーに奪われたと感じれば、報復することもいとわないのがマッチャーの特徴の一つです。
「やられたら、やり返す」
これがマッチャーです。
本書ではマッチャーが一番多いと解説されています。
そう考えると、ぼくもここに当てはまるかなぁと思います。
とくに多くの日本人がマッチャーに該当しているのではないでしょうか。
『GIVE&TAKE』本の要約②:2種類のギバーの違い(成功するギバーと成功できないギバー)

それでは“成功するギバー”と“成功できないギバー”の違いはいったいどこにあるのでしょうか?
ギブ・アンド・テイクではこう定義しています。
- 成功するギバー:「他者思考的」
- 成功できないギバー:「自己犠牲的」
それぞれ解説していきます。
成功するギバーの特徴である「他者思考的」とはどういうことなのか?
ギブ・アンド・テイクの“本質”にもなってくる大切な部分なので下記の引用をみてください。
「他者思考」になるということは、受けとるより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることなのである。
GIVE&TAKE〜No.3185〜より引用
つまり、成功するギバーは多くを与えつつも自分の利益を犠牲にすることはないのです。
しかし、これは「見返りを期待して与える」とは違います。
あくまで自分を犠牲にするギブはしないということなのです。
例えば、与えることが大切だからといって、無駄な仕事や自分がやらなくてもいい仕事を引き受けてしまったら燃え尽きてしまいます。
この燃え尽き症候群が、成功できないギバーの特徴なのです。
詳しくみていきます。
成功できないギバーは「自己犠牲的」である
成功できないギバーとは、他者の利益追求は高く、自己の利益追求が低いタイプのことです。
つまり、自分のニーズは考えず、時間とエネルギーの多くを他者のために使ってしまうこと。
本書では、無私無欲に与えることは病的なことであると解説している。
他者にエネルギーを使うがあまり、自分自身を傷つけてしまっているのだと。
例えば、同僚の仕事の手伝いに手を貸しすぎて、自分の仕事が終わらなくなってしまった経験がある人もいると思います。
成功できないギバーは他者利益を病的なまでに与えてしまっていると本書では結論づけています。
『GIVE&TAKE』本の要約③:本書の本質は“たった一つ”だけ

本書の本質は「けして自己利益を見失うことなく、他人の人生に“ちょっといいこと”を起こすことに注意とエネルギーを集中する」ことです。
なぜなら成功するギバーは他者思考性であるから。
ではどうすれば他者思考性のギバーになることができるのか?
ポイントは2つです。
- ポイントその①:自分にとって意義のあることをする
- ポイントその②:自分が楽しめることをする
この条件が揃えば、他者だけでなく、自分にも「与える」ことができると本書では解説されています。
自分も他人も満たせるようになるのがベストですね。
『GIVE&TAKE』本の要約④:本記事のまとめと個人的な感想

それでは本記事のまとめです。
- 成功するギバーは「他者思考的」である
- 「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」自己犠牲ギブはしない
- 成功するギバーは自分にも与えている
『GIVE&TAKE』の“本質”を理解するとともに、“もっとも成功するギバー”になるための方法がわかったと思います。
大切なことは、これらを実践することです。
「なるほどね。こういう内容なのね。」で終わってしまうのは勿体ない!
本書では「テイカーでもマッチャーでも「ギバーの心」を持っている」と解説しています。
つまり、人間は本来ギブの精神が備わっているものだと。
明日から実践できる「他人の人生に“ちょっといいこと”を起こす」をやってみましょう。
ぼくもさっそく仕事で使ってみますので。
本記事でも重要なエッセンスは網羅したつもりですが、「もっと詳しく知りたいな」という方はポチッとどうぞ。
豊富な具体例と研究結果でより理解が深まるはずです。
※本記事を執筆するにあたり使用したメモです。
本記事では書いていない内容もあるのでよかったらどうぞ。

